日本海事補佐人会(岸本宗久会長)は6日、神戸市内で研究会を開いた。昨年に続く神戸での開催で、近年の地球温暖化が日本の気象・海象や台風の進路に与える影響と、内航船向けのインターネットカメラ(IPカメラ)とNAS(ネットワーク接続型ストレージ)を用いた簡易な監視装置導入による「洋上の見える化」について話を聞いた。海技教育機構(JMETS)傘下の海技大学校(兵庫県芦屋市)の大坂篤志准教授は、地球… ...
【中部】名古屋港管理組合は12日、外航クルーズ船の入港に伴う経済波及効果について調査結果を公表した。名古屋港入港による経済波及効果の年間推計は愛知県内で約7・4億円、名古屋市内で約4・6億円という結果になった。県外を含む全国では12・5億円だった。2024年に寄港地観光を実施した27隻で推計した結果、入港に係る費用、寄港地観光ツアーに係る費用、個人消費の三つを計上した直接消費額は、年間で約… ...
名村造船所連結子会社の函館どつくは7日、第九管区海上保安本部(新潟市)から感謝状を受けたと発表した。2023年1月に新潟県柏崎沖で座礁した新潟海上保安部所属の巡視船「えちご」の臨時修復工事を函館どつく室蘭製作所(北海道室蘭市)で14カ月にわたり実施し、昨年11月29日に完工。同修復工事の成果が高く評価され、今月6日に九管本部の猪瀬雅樹本部長から感謝状を受けた。船底外板の切り替え工事やプロペ… ...
2025年度春季労働交渉(AP25)は12日に集中回答日を迎え、三菱重工業や三井E&Sなどの総合重工7社が回答した。造船重機などの労働組合が加盟する産別組織の基幹労連が発表した総合組合回答内容一覧によると、労働組合によるベースアップ(ベア)1万5000円の統一要求に対し、総合重工は7社全てが満額以上で回答。このうち三井E&Sでは、満額超えの1万8000円を提示した。年間一時金は、三菱重工が… ...
阪急阪神エクスプレスは12日、メキシコ中央高原のハビオ営業所の併設倉庫を増床したと発表した。倉庫面積は従来比で約3倍となる2986平方メートル(うち事務所50平方メートル)に拡大。昨年、自動車生産で過去最高を達成した同国で、ロジスティクス事業を拡大する。1日増床した。同倉庫があるグアナファト州プエルトインテリオール工業団地は、自動車産業が盛んな中央高原の中心に位置。同州のイラプアト市やサラ… ...
五洋建設と東亜建設工業は7日、両社の共同企業体がバングラデシュのチッタゴン港湾庁から「マタバリ港開発事業(第1期)パッケージ1港湾建設土木工事」を受注したと発表した。受注金額は約734億円で工期は42カ月。国際協力機構(JICA)の有償円借款により、チッタゴン管区コックスバザール県マタバリ地区でコンテナ・多目的ターミナルを建設する。桟橋(延長760メートル・水深16メートル)のほか、コンテナヤー… ...
台湾船社の陽明海運の2024年通期(1―12月)業績は、純利益が前の期比13・4倍の641億7900万台湾ドル(約2875億円)となった。営業損益は675億7500万台湾ドルの黒字(前の期は16億6600万台湾ドルの赤字)となり、売上高は58%増の2227億500万台湾ドルを記録した。旺盛な貨物需要と運賃上昇が業績を押し上げた。同社は24年の事業環境について、紅海危機による船舶の航路変更や… ...
【関西】国内2港目の国の産直港湾に認定された堺泉北港を核に、阪神港(神戸港、大阪港)からの農産物の輸出拡大を図る協議会の第4回会合が10日、大阪市内であった。農水産品などの輸出量が量、金額ともに伸長していること、今後は主にソフト面での対策に取り組んでいくことなどが報告された。産直港湾としての堺泉北港の成果として、2023年度の大阪港での農水産品などの輸出量が、取り組み開始前の18年比で外貿… ...
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は今月から、同社所属の女子プロゴルファー原英莉花選手を起用したテレビコマーシャル(CM)の「Perfectシンクロ篇(へん)」の放映を開始した。CMは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」を掲げるNXグループと、今年から米ツアーに挑戦し、世界に羽ばたく原選手に共通する「世界にかける思い」を重ね合わせ、… ...
国際タンクコンテナ協会(ITCO)がまとめた、2025年1月1日時点での世界のISOタンクコンテナは前年同期比4%増の88万2023基と、過去最高を更新した。一方、過去3年の成長率は22年初が7%、23年初が9%、24年初が6%となっており、業界全体の成長率は鈍化した。荷主の小口でのJIT(ジャストインタイム)納入の要望に適した輸送機器として依然として大きな役割を果たすが、サプライチェーン混乱時… ...
大阪港湾局は9日、大阪府営港湾の堺泉北港でフェリーセミナーと船内見学会を開いた。寄港船社の阪九フェリーが協力し、参加者たちは同港と北九州市の新門司港の間で運航しているフェリー「ひびき」の船内を見学した。毎回、定員約70人を大幅に上回る申し込みがある人気イベント。前回開催の2022年はコロナ禍の余波で制約があったが、今回は見学できる場所を増やすなど、より参加者が楽しめる内容にした。セミ… ...
デロイトトーマツグループは11日、今春から自社開発の関税分析ツール「トレード・コンパス(Trade Compass)」に新機能を追加すると発表した。米トランプ政権が関税強化政策を進めていることで、各国も報復関税を課すなど貿易関連事業者の関税対策が複雑化する。主要国間の関税を可視化する新機能を追加するなど、ユーザーの関税コストの抑制・削減を後押しする。トレード・コンパスは同グループが自社開発… ...
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